こんにちは。
群馬県高崎市にある杜丸不動産です。
土地を売却する際、少しでも高く売りたいと考えるのは当然です。
しかし、ただ高い価格を付けるだけでは買い手がつかず、結果的に長期間売れ残ってしまう可能性があります。
本記事では、土地を効果的に、かつ適正な高値で売却するための5つの重要ポイントを紹介します。
市場調査から物件の整備、販売戦略、税制対策まで、実践的なノウハウをお伝えします。
目次
土地を高く売る第一歩は適切な価格設定です。
高すぎれば買い手がつかず、安すぎれば損をしてしまいます。
適正価格を見極めるには市場調査が欠かせません。
国土交通省の「土地総合情報システム」では、実際の取引価格(成約価格)を確認できます。
また、地価公示価格(毎年3月公表)や都道府県地価調査価格(毎年7月公表)も参考にしましょう。
不動産ポータルサイトの売り出し価格は最終価格と異なるケースが多いため、必ず成約事例と照らし合わせて比較してください。
南向き・角地・駅徒歩圏内・公共施設へのアクセス良好などプラス要因がある場合は、相場より高めに設定できます。
逆に、高低差や過疎地などマイナス要因がある場合は、その改善策(造成プランの提示、法面工事の概略見積もりなど)を用意して弱点をカバーしましょう。
「見た目」の印象は購買意欲に大きく影響します。
清潔感と安心感を演出して価値を高めましょう。
雑草やがれきが散乱していると、管理が行き届いていない印象を与えます。
売却前に除草・撤去作業を行い、大きな凹凸は整地しておくと好印象です(造成工事まで必要な場合は、概算費用を示して安心感を提供)。
境界が不明確だと購入検討者は不安を覚えます。
土地家屋調査士による境界確定測量を依頼し、境界標(杭)を設置して明確化しましょう。
簡易フェンスや生け垣、季節の花植えで区画を演出すると、さらに印象が良くなります。
不動産市場には季節や地域による波があります。
適切なタイミングを狙うことで、より高値での成約が期待できます。
春(3~4月)と秋(9~10月)は住宅需要が高まりやすい時期です。
新生活や転勤シーズンに合わせて売り出すと、多くの検討者の目に留まります。
大型商業施設の建設、新駅の設置、道路拡張などの自治体発表情報をチェックし、売り出し資料に盛り込むと期待感が高まります。着工前の“ニュース性”あるタイミングは、価格上昇のチャンスです。
どれだけ魅力的な土地でも、効果的なプロモーションがなければ買い手に届きません。
オンライン・オフライン両面で戦略を練りましょう。
SUUMO・athome・HOME’Sなど大手サイトには、質の高い写真・動画を掲載します。
ドローン空撮や360度パノラマ写真を活用すると、現地を訪れずとも詳細が伝わり、問い合わせ率が向上します。
地元密着型業者は地域情報に精通し、地元ネットワークを持っています。
オープンルーム形式の現地見学会では、区画図や建築プラン例を用意し、購入イメージを具体化させると効果的です。
売却時には仲介手数料や譲渡所得税などの費用がかかります。
これらを適切に管理・交渉し、実質の手取りを増やしましょう。
仲介手数料上限
「売買価格×3%+6万円(税別)」が法定上限。
複数社に見積もりを取り、割引交渉を検討。
譲渡所得税
所有期間5年超は長期譲渡所得(税率約20%)、5年以下は短期譲渡所得(税率約39%)。
居住用財産の3000万円特別控除や買換え特例など、適用可否を税理士に確認しましょう。
測量費用・境界確定費用・解体費用など売主負担分を交渉の材料に。
買い手市場・売り手市場のバランスを見て、負担者を調整することで実質的な手取り額を増やせます。
土地売却は専門性の高い取引です。
適切な専門家を選ぶことで、安心かつ有利に進められます。
宅建士
重要事項説明・契約書作成を法令に則って進行。経験年数や地域実績を確認。
税理士
譲渡所得税の計算・申告や節税アドバイス。複雑な権利関係の土地は早め相談が◎。
契約成立後、所有権移転登記と抵当権抹消手続きが発生します。
司法書士は登記の専門家です。
金融機関連携や書類準備をスムーズに進めるため、売買契約成立直後の依頼をおすすめします。
市場調査による適正価格設定、土地の見栄え改善、最適タイミングでの売り出し、効果的なプロモーション、税制・手数料の交渉—これら5つのポイントを押さえ、さらに信頼できる専門家と連携すれば、土地を市場価値以上の価格でスムーズに売却できます。
人生最大の取引を成功させるため、十分な準備と戦略で臨みましょう。
株式会社杜丸不動産では、群馬県高崎市・前橋市の不動産、土地、新築・中古一戸建てを取り扱っております。気になる物件や土地などがありましたらお気軽にお問い合わせください。