本記事の目的:新築時に迷いやすい「標準とオプション(追加工事)の境界」「いくら見ておけば安心か」「どこに優先的にお金をかけるか」を、一般的なガイドラインに沿ってシンプルに整理します。価格は地域・仕様・現場条件で変わります。全国一律の公的単価表がない項目は、実務上の目安レンジとして示し、細かな全国平均は確認できていませんと明記します。
全国一律の公的「オプション単価表」はありません。以下は公開されている価格表や実務レンジを踏まえた参考目安です(すべて税込概算)。メーカー・仕様・現場条件で変動します。細かな全国平均値は確認できていません。
| 項目 | 目安のレンジ | ポイント |
|---|---|---|
| 外構一式 | 本体の約10%(例:100〜300万円台) | 駐車台数・門塀・面積で大きく変動。段階施工もしやすい。 |
| 網戸 | 1枚5千〜1万円/一式8〜20万円前後 | 全窓セット見積が多い。 |
| カーテンレール | 一式3〜6万円前後(装飾系で上振れ) | 窓数・製品グレード次第。 |
| 照明器具 | 全室セットで数万円〜数十万円 | 量販灯具中心なら抑えやすい。 |
| エアコン | 1台5〜25万円程度 | 能力・省エネ性能・設置条件で差。 |
| 地盤改良 | 100〜200万円のケースあり | 地盤調査結果で大きく変動(調査必須)。 |
| 食洗機(ビルトイン) | 30万円前後 | 本体+給排水+電気工事を含む例。 |
| カップボード | 15〜30万円 | 造作/既製で差。 |
| 室内物干し | 2〜4万円 | 下地位置の事前決定が重要。 |
| TVアンテナ(UHF/BS) | 5〜10万円 | 配線計画と併せて確認。 |
注:単価は発注先・仕様・施工条件で変動します。モデルハウス特典や自治体補助金の有無で実負担が変わることがあります。
Q. オプション費はどのくらい見ておけば安心?
まずは全体を「本体70/付帯20/諸費10」で枠取り。外構(本体の約10%)と個別オプション合計を見込み、さらに予備費10〜15%を確保すると安心です。
Q. 何から決める?
配線・下地・外構の基礎です。後からやり直すと開口補修や露出配線になり、費用と手間が増えやすいからです。
