高崎市で「冬もあたたかい新築」をめざす方向けのやさしいガイドです。むずかしい計算は抜きにして、何を選べばいいかとどれくらい暖房費が変わるかの目安をシンプルにまとめました。
目次
高崎市の多くの地域は省エネ基準の地域6です(山間部の一部は地域4)。法律上はUA≤0.87 W/㎡Kで合格ですが、体感の暖かさ・光熱費を考えると、民間指針のHEAT20 G2(地域6の目安 UA≤0.46)を目標にすると安心です。
参考:群馬県の地域区分(一覧) / HEAT20(G1/G2/G3の目安)
窓の性能はカタログのU値(低いほど暖かい)で比較できます。めやす:樹脂+Low-E複層でU≒1.4、樹脂+トリプルでU≒1.0前後(製品で差あり)。
考え方:必要な暖房エネルギーはおおむねUAに比例します。つまり、UAが半分くらいになると、かかるエネルギーも近い割合で減ります。
前提の例:延床100㎡、室温20℃目安、エアコン(年間平均COP3想定)、電気単価27〜36円/kWh。
| 断熱レベル | UA | 必要エネルギー(相対) | 年間の電気代めやす |
|---|---|---|---|
| 基準クリア(最低限) | 0.87 | 1.00 | 仮に1,800kWhなら → 約4.9〜6.5万円 |
| HEAT20 G2相当(おすすめ) | 0.46 | 約0.53 | 同条件で → 約2.6〜3.5万円 |
※住まい方(在室時間・設定温度・日射の取り入れ)や機器性能で上下します。ここでは差がどのくらい出るかの目安を示しています。
・地域区分(群馬県・市町村別):省エネ基準地域区分(ISOVER)
・外皮性能の目安(HEAT20):住宅の外皮性能水準(G1/G2/G3)
・窓のU値の考え方(政策資料の例):経産省 資料(建材ワーキング)
・ガラスの断熱の基礎解説:AGC Glass Plaza
・電気料金の平均単価の参考:PPS(平均単価の推移)
免責:本記事の数値は公開資料と一般的な試算の目安です。暖房費の実額は、建物形状・窓面積・日射・気密・機器効率・使い方・料金単価で大きく変わります。補助金や基準は変更される場合があります。最新情報は必ず公的サイトや施工会社の見積・計算書でご確認ください。
※本記事では個別住宅の実測データは確認できていません。
