• 2021.01.28

    『選択の幅がもっと広がる?最新『建売』事情!』

    皆さま、あけましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします!年明け初号となる今回のコラム。トークテーマは『建売住宅』についてです。家を建てる際の選択肢として出てくる注文住宅と建売住宅。実際のところ建売ってどうなの?クオリティは?魅力は?などなど、様々な角度から語っていきます!今回は座談会後、実際に現地も回ってきたので、その様子もお届けします◎

    心機一転、年明けから動き出す?の巻

    ―――不動産屋は例年1~3月が繁忙期ですが、年明けて営業開始1週目からさっそくお問い合わせいただいていますよね。

    いー:売買だけで5~6件いただいてます!

    社長:賃貸より多いね。

    姐さん:そうですよね、毎年出だしは賃貸なのに今年は売買のお客様のほうが多いです!

    社長:消費税が上がって2~3ヶ月経ったけど、今回そんなに駆け込みっていう駆け込みが無かったと思わない?

    ソメ:無かったですねー。周りを見てもそんな感じがします。

    社長:多分だけど、増税直後は土地や建物の価格が上がっちゃうのかなってお客様自身も少し様子を見てたと思うんだよね。それが思いのほか上がらなかった、あるいは消費税10%に慣れてきて、年明けから動きが活発になってきたのかなと。

    姐さん:みなさん年明けて心機一転、という感じですかね。

    ―――そういえばソメさんって、いつ頃から家探されてたんですか?

    ソメ:うちは別に探してたわけじゃなくて、全く買う気のなかったところに偶然良い物件が出てきたって感じです(笑)

    姐さん:それがいつだったっけ?

    ソメ:2年前の……1月、2月くらいです!

    社長:ほらやっぱり!動き出したのは年明けだったんだね~。

    ▲今年最初のコラム座談会がスタート♪例年と比べて今年は…

    最近の建売事情。の巻

    ソメ:うちも立地重視でしたけど、建売でも注文でも立地で決める方って多いですよね。

    姐さん:昔は建売っていうと、入り組んでてすごく行きづらい場所とか、売れないような土地に建ってるイメージがありましたけど、今は「こんないい場所を建売で占領しちゃうの!?」ってところ沢山ありますからね!

    社長:いい場所を確保して、分譲して、建売を販売する、っていうのが増えてきてるんだよね。

    いー:お土地探しに来られるお客様の接客をすると、早めに決めたいっていう方が多いんですけど、紹介できる物件が農転(注1)や開発許可(注2)、農振除外(注3)が必要なものだと1年以上みないといけない、なんてこともあって。

    ―――希望に合う土地を見つけるのって実はけっこう時間がかかりますよね。

    いー:だったら建売とか整地された分譲地のほうが、早く決めたいっていう方の希望には添えるのかなと。

    姐さん:建売なんかは完成してるものの中から選べるわけですしね。

    いー:多棟数建ってる分譲地は、世代や家族構成が似ている家族が近隣に住むだろうと思われるのも大きいですよね!古くからあるコミュニティの一角にポツンと入っていくよりは、入っていきやすいというか。

    社長:うんうん。で、やっぱり安かろう悪かろうじゃないからね、建売はもう。

    姐さん:そうですね、それはひしひしと感じます。

    社長:もしかすると、考え方次第では注文住宅より良いかもしれない。

    ソメ:はい(大きく頷く)

    社長:知り合いの大工さんに建ててもらえば融通は利くかもしれないけど、住むまでの工事期間だけじゃなくて、住んだあとの長い時間のことを考えると、資金力のあるメーカーさんはアフターケアの面でも安心だよね。

    ―――家は住んでからの期間のほうが長いですから、建てるときよりも“建てたあと”のことのほうが重要なのかもしれないですね。

    ▲「買ったあとのことも見据えて面倒見てくれるっていうのはメリットだよね」と社長。

    建売住宅のコスパが良い理由は…?の巻

    ―――あと気になることとすれば、なぜ建売は安いの?っていうところですかね。

    姐さん:最近の物件はクオリティも高いですし、コストパフォーマンスに優れてますよねー!

    社長:あの価格で販売できる理由の一つは、大量に仕入れられることだね。同じ品質のものでも大量仕入れができるのとできないのとで、価格は全然違ってくる。

    一同:うんうん(頷く)

    社長:土地はもちろん、これから建てる建物も、メーカーはある程度仕様が決まっていて1000棟同じものを仕入れれば良いとすれば、工務店とはそこで大きな差が出てくるよね。

    ソメ:そこはメーカーの強みですね!

    社長:あとは多棟現場の建売なら、職人さんもある程度その現場内で動かすことができる。移動や手配の手間が省けるし、1日に1棟しか進められないのと1日で3棟同時進行できるのとではコストも変わってくるでしょ?

    いー:なるほど。人件費も時間も抑えられますね!

    ソメ:しかも建売って家だけじゃなくて外構も含めた価格ですからね!

    姐さん:それほんと大きい!最近のはここまでやってくれるんだ~!っていうのも多いですし。

    社長:コスパも良くてアフターケアもあって、そのうえ品質も向上してる。今の時代、建売を選ぶっていうのは不動産探しの中で一つの手段だし、成功する近道でもあると思うな。

    ▲金古町に完成した建売住宅。外構も立派!他にも多数ご紹介できますので、ぜひお問い合わせください♪

    時代の変化にいち早く対応?設備も常にアップグレードしてます!の巻

    ―――さきほど「今の建売はもう安かろう悪かろうじゃない」とおっしゃってましたが、時代とともに品質が良くなってきたってことですか?

    社長:実際ガラッと変わったなと思ったのは、2013年に6社が合併して飯田グループホールディングスができたころかな。

    姐さん:昔は建売は壁が薄いとか手抜き工事してるとか、騒がれた時代もありましたよね。

    社長:あったね。ただそれは建売すべてに言えることじゃなくて、日本の住宅すべてに言えることだったんだよ。

    いー:なるほど。

    社長:そもそも木造住宅は木が動くんだから、それをビー玉置いて転がるとか言ったってそんなのは当たり前で、天候によっても変わる。そこは消費者も木造住宅のメリット・デメリットを分かってから買わないといけないよね。

    姐さん:そういうのが嫌なら、鉄筋コンクリートのマンションに住むっていう選択肢もありますしね。

    社長:でも木箱で飼ってるネズミとコンクリートで飼ってるネズミ、どっちが長生きするか知ってる?

    ―――知らないです。

    社長:長生きするのは木箱のネズミのほうなんだよ。

    一同:へ~!!

    社長:人間だって生まれたときから木や土がある環境で育ってきたんだから、自然のものを心地よいと感じるんだろうし、そう考えるとやっぱり木造住宅っていいと思うんだよね。

    ソメ:なんだかんだいって、一番落ち着きますよね~。

    いー:家を購入するときって、屋根とか外壁とか住んだ先々のことも少し考えておいた方がいいですよね?

    姐さん:住み始めてから何が待ち受けているかは、やっぱりみなさん不安に思うところですもんね。

    社長:家もすべて消費するものだから、どこかで必ずメンテナンスは必要になるよ。しかもそれは日当たりや風当たり、間取りによっても変わってくるから、外壁が10年持つ家もあれば8年でメンテが必要になる家もある。

    ―――同時期に建てたからって、比較対象にはならないってことですね!

    社長:家も時代の流れとともに色々変わって、強度や安全性に加えて今の世の中は快適さが追求されてきてるよね。

    ソメ:建売の9割は玄関にスマートロックが付いてますし、設備も最新のもので本当に進化してきてます!

    姐さん:3年くらい前までは浴室乾燥機もついてたりついてなかったりでしたけど、今は標準装備ですもんね。

    社長:そういうところもハウスメーカーや建売メーカーは常に一歩先を行って、時代の流れにいち早く対応してると思うよ。

    姐さん:うまく需要を汲み取って、その時代時代にあったものを提供してるんだなって感じます!

    と、いうわけで!建売の建築現場&完成物件に行ってみた!の巻

    社長:なんでこのアンカーボルトだけ長いか分かる?

    姐さん:大きい柱が刺さる…?

    社長:ここはね、通し柱っていって基礎から屋根まで真っ直ぐドーンと長い柱が通るの。

    ねぎ:へ~!だから長いのがいくつか角にあるんですね。

    社長:短いのでこの辺まで入ってる。長いのはもっと深いかな。(写真右)

    ▲基礎工事中の建売現場。

    姐さん:購入するときは基礎の状態も確認したほうがいいんですか?

    社長:うーん、見たい人は見てもいいと思うけど、素人が見てもよく分からないかな。配筋検査もあるし工事写真も残るから、無理に見なくても平気だと思うよ。

    姐さん:でもここまで工事が進んでると、土地に対する建物の位置が分かるから、駐車スペースがどれくらいとれるとか分かりますね!

    社長:ここの部分からキッチン、トイレ、お風呂、ってそれぞれに給水が回ってるわけ。

    ねぎ:ここにみんなまとまってるんですね!

    社長:青が給水でピンクが給湯ね。で、だいたい洗面所のところに点検口がついて、点検口から床下潜って基礎の開いてる部分を通って各所に行けるようになってる。

    姐さん:なるほど~!

    ▲上棟まで完了した建売現場。

    社長:これが最初の基礎の現場で見た、ホールダウン金物ね。低いほうは土台に埋まってるよね。

    ねぎ:埋まってますね!

    社長:こっちは柱と土台を連結する金物。補助的な役割だね。

    社長:これはネズミよけ。通気層にもなるね(写真左)。内側にはなくて、アンカーと柱がある場所の下にはこういう黒い基礎パッキンが挟まってて…

    姐さん:硬そうですね、プラスチックですか?

    社長:そうそう。柱って上からの強い力が加わるんだけど、それでも全然歪まない。

    ▲完成した金古町の建売住宅。

    社長:見てほら!電気自動車の充電設備まで付いてる。

    姐さん:時代に合わせてどんどん設備も変わっていってますね。

    ねぎ:あ、これ座談会でも話してたスマートロック!(写真左から3番目)

    姐さん:そうそう!

    社長:ポストと別に宅配ボックスも設置されてる。便利だよね~~。

    姐さん:後から付けると結構お金かかるんですよー!これが標準設備なのは本当にうらやましい!外構もここまでやってあったら私は十分です(笑)

    「いいな~家ほしいな~」と思ったところで、社長の解説付き建売現場ツアーも終了!みなさまいかがだったでしょうか?工事中に見せてくださった職人さんありがとうございました(^○^)そしてそして…繁忙期に入ることもあり、コラムは少しの間お休みとなります(それもあって今回は少しボリュームアップした内容でお送りしました♪笑)お店は3月までお休みなしでやっておりますので、ご予約のうえご来店くださいませ!

    (注1)農転…農地を農地以外の目的に転用すること。

    (注2)開発許可…土地の区画形質を変更する申請をし、許可を得ること。

    (注3)農振除外…農業振興地域からの除外を申請する。1年程度時間がかかり、審査も厳しい。

    ※………詳細は当社HP「地域情報」ページのマップ内に情報があります。ぜひご覧ください♪インスタグラムにも公開中です!フォローいいねお待ちしてます!