ABOUT MORIMARU

知ってほしい「もりまる」のこと

01.ようこそ、もりまるhistoryへ

もりまる不動産のWEB支店にご来店いただき、誠にありがとうございます。せっかくいらっしゃって頂いたので少し、、、と言っても長くなりそうですが会社紹介をさせて下さい。

会社紹介をするにあたり、ワタクシはすべての不動産を探されるお客様に対して不動産を探す前にどうしても知っていただきたいことがあります。そのことをお伝えしようとするとやはり長く、また、もりまる不動産設立に至るまでの「もりまるhistory」をお話しすることになってしまいます。スマホの全盛期のこの時代に、小さな画面で目がお疲れになるかもしれませんが、最後までお付き合いいただければ嬉しいです。

もりまるhistoryを案内させていただきますワタクシですが、創業者の森田尚宏(もりたなおひろ)と申します。どうぞ宜しくお願い申し上げます。昭和48年12月5日に生まれました丑年のオトコです。この街、旧群馬町の出身です。妻・長女・長男の4人家族ですが、子供二人は成人しており、現在は妻と二人暮らし。もりまる不動産より1キロ程度離れました足門町に住んでおります。地元の金古南小学校を昭和61年、群馬中央中学校を平成元年に卒業してから前橋西高等学校へ入学。卒業後は進学を目指すも断念。住宅業界に魅力を感じ、建設設備メーカー、ハウスメーカー、工務店等で働いていました。

「もりまる不動産」のはじまり

もりまる不動産の設立直前に勤めていた工務店では、営業マンとして不動産探しから完成後のお住まいのことまで一貫して担当しておりました。マイホームを建てる際に土地から計画される方が非常に多く、不動産の知識が必要であると感じたワタクシは、知識武装のため宅地建物取引主任者(現宅地建物取引士)の資格も取得しました。ほとんど休みも取らず、早朝から深夜まで働き続ける日々。ちょうどこの頃から仕事の楽しさを覚え始めたワタクシは、夢中で働いていました。そのおかげか、お客様にお会いする機会は自然と増え、多くの家づくりに携わらせていただくことができました。

その一方で、当時の営業手法であった、相手の都合を考えない電話営業やアポなしの夜訪、「今月はノルマ何本」とお客様を本数で数え上司の怒号を聞くために出席しているだけのミーティングがあったのも事実です。顧客本位でない売上重視の住宅業界の体質に関しては、少なからず疑問も感じていました。毎日の仕事を終え、家に帰るのも深夜0時過ぎ。幼かった我が子の寝顔を見ることはできても、成長を感じるような言葉を聞いたり、触れ合ったりすることはなく、妻でさえ会話しない日が多くありました。それでも、家族のためと思い必死に働きました。しかし、その会社がリーマンショックの煽りを受け倒産してしまったのです。

何年も勤めて多くのお客様とご縁を持ち、仕事の楽しさを知った私は急に職を失いました。お先は真っ暗、途方に暮れました。しかし、倒産した会社の残務処理をしなければなりません。もちろん普通に働いていれば貰えるはずのお給料も貰えません。無休で働くことは体力的にできても、無給で働くことは精神的につらく、それ以上にお客様と家族にはもっとつらい思いをさせてしまいました。

「このままではいけない!」そう思ったワタクシは、今まで自分を信じて不動産の購入や住宅の建設をしてくださったお客様のこれからの暮らしのため、自分自身の家族を養うために自分で仕事することを決意し、自宅の和室を改装、もりまる不動産を開業しました。

「もりまる」の由来

もりまる不動産は、平成18年4月27日に設立いたしました。(正式には杜丸不動産と書きます。)社名を検討するに当たり、まずは自分の名前「森田尚宏」のことを考えてみました。生まれたときに与えられ、生涯を共にする名。先祖から代々受け継ぐ姓。自分がこの名で生まれたことにも意味がある。会社の名前にも、自分の姓名に関わりが深いものから考えてみよう。そんな考えを巡らせ、森田の「森(モリ)」を「木」と「土」を合わせた「杜」に。
「土」があり「木」が育つ。
地球上の歴史で切っても切れない縁。
人は住む土地を見つけその土の上に木を使い、自らが暮らす住居を作ってきました。
それも何らかの縁のある方から土地を譲っていただき。
木と土と縁。
木と土の「杜」。
縁=円=「丸」。
このような思いから「杜丸不動産」と名付けました。
縁を大事にしようと・・・

今思うと、神社の「鎮守の森」「ご神木」などのことに使われる「杜」の字ですが、この偶然な会社名のつけ方があり、今の地、「金古諏訪神社」の参道入り口に会社を構えることになるとは・・・これもまた縁かもしれません。

02.住宅営業マンの頃に抱いた違和感

前職時代の仕事

社名も決まり、6畳ひと間の小さな事務所でもりまる不動産の営業が始まりました。住宅業界にいたワタクシが不動産業を始めたわけですが、当時から不動産の仕事にも関わっていたため大きなギャップはありませんでした。そもそも住宅営業をしていた頃の仕事を振り返るとそれはそれは多岐に渡っており、業務の境界自体、明確にはなかったように思います。

住宅営業マンとして行っていたのは、

  • 建築、土地、諸費用などの資金の計画
  • お住いになる間取りのプランニングについての打ち合わせ
  • ショールームでのキッチン設備や外観、クロスなどの仕様決め
  • 打ち合わせ内容を反映したお見積もりの作成と建築工事の請負契約

その傍ら、不動産の営業として、

  • お客様に提案する土地情報の収集
  • 地主さんや不動産会社との価格やスケジュールの交渉
  • 市役所や法務局での物件調査
  • 売買契約の前に必要な重要事項説明書の作成
  • 契約締結日のスケジュール調整

その他、

  • お客様の代理で銀行へ住宅ローン仮審査書類の持ち込み
  • 融資担当者との事前相談
  • 仮審査の承認後の必要書類(契約書や設計図)の用意
  • お客様に同行し銀行へ住宅ローン本審査書類の持ち込み
  • 土地購入資金のための融資実行の段取り
  • 土地の名義変更の為の登記のお手伝い
  • 着工後、住宅会社への支払い手続きの段取り
  • 融資実行時の銀行への同行

工事が始まれば現場へ行き、

  • 土日はお客様と新築現場へ出向いて工事の進捗を確認しながら打ち合わせ
  • 平日はお客様との打ち合わせ内容を現場の職人さんたちにお伝え
  • 工程の確認と追加工事の段取り

…ここまで書くと何から何までワタクシがやっているような?もちろん一人で全てやっている訳ではありません。設計や現場監督などフォローしてくれるスタッフはいました。ただ、これらの横断的な業務を住宅営業マンの自分がやっていることに漠然とした違和感はありました。でも不動産会社を設立して数年経過した今、同じような業務を行っていても違和感ではありません。自分が開業した会社だから?いいえ、答えはもっとシンプルなことでした。

作り手の歴史

家づくりにおいて、今は当たり前にあるけれど100年前には存在しなかったものがあります。それはハウスメーカーや大手工務店です。歴史を遡ると、かつて住宅は地元の大工さんが建てていました。しかし、ワタクシが生まれた頃はすでに、ハウスメーカーや大手工務店で家を建てることはスタンダードな選択肢に変わりつつあり、自分自身も住宅業界で働くことに魅力を感じていました。

ワタクシ自身、実際にハウスメーカーや工務店で営業、管理、施工等の業務(絵や字が下手なので設計、製図だけは無理でしたが 汗)を経験しました。多くのお客様に出会い、家づくりに携われるのはやりがいのある仕事だなとまで感じていました。その反面、ハウスメーカーや工務店で営業マンという立場を経験したからこそ生まれた疑問もありました。

一体、誰のための提案なのか

「この外観デザインは誰が見ても素敵だと思うはずです。プラン集にある間取りAを選んでいただければこのデザインが可能です。この間取りで素敵な外観を実現しませんか?」

「システムキッチンはメーカーAのxシリーズがおススメです。たくさんあるメーカー、シリーズの中からお客様が選びやすいように抜粋しました。この中からお選びください」

一見、お客さんのことを考えた提案に聞こえますが、実は真逆です。作り手側の住宅会社が工事を進めやすいよう合理化した外観と間取り、仕様設備、構造体。つまり、その住宅会社の標準仕様となっているプランの紹介でしかないのです。これで本当にお客様が建てたい家を建てられているのだろうか。会社志向の提案になっていないだろうか。考えれば考えるほどワタクシの疑問と違和感は膨らんでいきました。

家づくりは、いつしか「家さがし」になった

「家づくり」は、0から作っていく未完成の品を、未経験である上に、多くの場合生命保険にまで加入する、生涯で最も高くなるであろう命がけの買い物です。そのハードルを解消しようと、ハウスメーカーや大手工務店が行った間取りの規格化やキッチンの標準化は大変な企業努力だったと思います。「つくる」を「えらぶ」に変えたことは、住宅業界にイノベーションを起こしました。

しかし、この「えらぶ」家づくりが徐々に、マイホーム購入のハードルを下げる目的から、売り手がより売りやすいように、より効率的に儲けられるようにという手段に変わっていったのです。各社生き残りのために「売りになるポイント」を、皮肉にも災害や病気が流行る時代時代で見つけ、自社の特徴として他社との違いをアピールする。営業マンはノルマ重視のなりふり構わない営業を、設計士は間取りや仕様設備の合理化で大量生産可能な仕組みづくりを、現場管理は職人への大量発注と引き換えに施工手間を下げてもらうコスト削減を…。

お客様のためにと先人の方々が考えて作り上げた家づくりは、気づけば顧客置き去りの「家さがし」になっていました。

もちろん、お客様の中には完成後の家を見て買いたいという方も多くいらっしゃいます。群馬県でも1年間に住宅を購入する6割以上の方が、新築建売住宅や中古住宅を購入しています。その順位は全国で7番目になりますので、完成品の購入として「家さがし」が定着していることも事実です。完成品は購入希望者にとって判断しやすい不動産商品であり、今後も当然に必要なもの。ただ、残り4割の方は土地を探して0からスタートする家づくりを望まれています。その方々にとって、この「家さがし」は適当なのでしょうか?

03.隣り合わせでも全く異なる二つの業界

住宅業界にない、不動産業界ならではの仕組み

一方、住宅営業マンだったワタクシが開業した不動産業界には、住宅業界にはない、とても共感が持てる仕組みがありました。それは、他社が「競合」という立場だけでなく、「仲間」にもなる、「共同仲介」の仕組みです。

土地を売却するにあたり、売主は不動産会社に購入者探しを依頼します。しかし、なかなか購入者が見つからない場合、その不動産会社は他の不動産会社にも購入者探しを依頼します。他社が購入者を見つけて契約になればその会社は購入者から報酬を、売却を依頼された会社は売主から報酬をいただきます。こうしてビジネスが成り立っているのです。

この2社は「購入者を見つけてくれた」こと、「売地の情報を提供してくれた」ことで互いに感謝をする。同業でありながら、一緒に一つの仕事を成し遂げた「仲間」としての意識が強くなります。

もちろん足の引っ張り合いもありません。不動産会社は「売りたい!」と依頼された土地を、「買いたい!」と求めている方に届くよう、インターネットやチラシポスティングなどで宣伝広告します。よく一つの物件を複数の会社が広告掲載していることがありますが、これこそ共同仲介ならではの光景です。

そんな不動産会社には土地を探して家を建てたいというお客様からの問合せがあります。ワタクシたちは要望にあった土地を提案します。共同仲介の仕組みがありますから、同業他社からもたくさん情報をいただき、お客様にも惜しみなくその情報をお伝えします。気に入っていただけたら地主さんに交渉を。交渉が上手くいったら役所や法務局で調査し、重要事項説明書や契約書の作成を。売買契約の締結が済んだ後は住宅ローンの段取りをし、融資実行のスケジュールを決めてお引渡しをします。もちろんお住まいになった後に関わってくる税金のことも、ワタクシたちからアドバイスすることができます。

その営業マン、本当に必要ですか?

実際にあったお話です。とある大手ハウスメーカーの営業マンから「お客様に紹介したいので、御社のホームページに載っている群馬町の物件情報をすべてFAXで送ってください」と問合せがありました。物件数は数百件あるのですべてをすぐに送ることは現実的でなく「申し訳ないのですが、いくつかに絞って、例えば学校区や予算など要望を聞かせてもらえませんか?」とお答えさせていただくと、それでもかまわないのでFAXが欲しいとのこと。

それから数日、あるお客様から「〇〇会社の営業さんから紹介された土地について教えていただきたいのですが…」との問合せがありました。それは紛れもなく、数日前に物件の情報提供をさせていただいたものでした。お客様と直接お会いして面談し、打合わせを重ねて土地が決定しました。ハウスメーカーの営業マンにもそのことを伝えると、「不動産の契約や住宅ローンの段取りは御社でお願いします」と。ワタクシたちは通常業務で慣れているので、ハウスメーカーで用意するべき必要書類も可能な限りこちらで用意し、お客様との不動産売買契約、住宅ローンの申込みや契約も済ませました。

その後も順調に進み司法書士立会いのもと、無事に土地はお引渡しに。もちろんその間のスケジュールもハウスメーカーの営業マンに逐一報告しながら進めておりました。そして、引き渡しが終わって数日後、ハウスメーカーの営業さんから「土地の引き渡しはいつですか?引き渡しが終わらないと建物の契約ができないルールなんですよね~」と電話が…この営業マン、ワタクシが随時報告していた進捗のことなど全く記録しておらず、お客様との密な連絡、打合わせ、確認もしていなかったのです。(そもそも、プロなら法務局で全部事項証明書を取得すれば引き渡しが済んでいるか否かは一目瞭然でもあるのですが…)

あとで聞いた話ですが、引き渡しから数日経って事実を知った営業マンは慌ててお客様にアポイントを取ったそうです。その後彼は、設計部にプランを、工事部に見積もりを、事務員に契約書を作ってもらったのでしょうか?おそらくノルマもあるでしょうから、月末までに間に合わせたくて慌てたのかもしれませんね。その後お客様はこのハウスメーカーと契約しましたが、契約前も契約後も営業マンとのやり取りはあまりなかったようです。さて、このハウスメーカーの営業マンは、お客様のマイホーム計画に必要だったのでしょうか?

住宅営業マンの仕事=不動産営業マンの通常業務

もちろん全てのハウスメーカーの営業さんがこうだとは限りません。しかし、不動産会社の営業は土地の提案からお引渡しまで進めることは当たり前のようにできます。それだけでなく、ハウスメーカーさんの建築費用を見越した住宅ローンの申込みも済ませることができます。住宅ローンを申込むという事は、お金の計画をお客様からすべてヒアリングしてますので、親からの贈与や家の持ち分などの税金のことも把握済み。お住まい後の申告や納税のことで困りごとがあればフォローできる体制が作れております。ローンの返済額も試算していますから、家計のことや保険の見直しなど、長期にわたってのファイナンシャルプランを作成することができます。

そうです、不動産会社の営業は、住宅会社の営業と同じような仕事、場合によってはそれ以上の仕事ができるのです。そしてそれを、普段から通常業務として行っています。

04.違和感の正体と、一筋の光

誰もが自由に検索し、比較・検討できる時代

現代ではスマホの普及により、人々が横断的にさまざまな情報を検索して比較する感覚を持ち始めました。マイホームの計画をするときには、住みたい地域の土地の平均価格、幼稚園、学校などを調べ、気に入ればその地域の物件を探します。ポータルサイトや大手不動産会社の数豊富な物件情報をはじめ、不動産の買い方や注意点が丁寧に掲載されているQ&Aや口コミのサイト、もちろんもりまる不動産のような地域密着の小さな会社のホームページも見るでしょう。こうして消費者自ら知りたい情報、知らなかったけど役に立つ情報を入手し、比較・検討できる今は、「大検索比較情報時代」なのです。

ワタクシが常々感じていた住宅業界と不動産業界の仕事の重なりと、それゆえお客様のかゆいところに手が届いていない現実。住宅業界の営業マンの役割はすべて、不動産会社の営業にもできるという気づき。そして、人々がプロに頼らずとも情報を検索・比較できる「大検索比較情報時代」。これらを総合して考えたとき、一つの結論に至りました。家を建てるための手続きを一貫して進められる不動産会社に、土地探しだけでなく家づくりの一部も任せることができたなら…。

抱き続けていた“違和感”の正体

前職時代、多くのお客様が嬉しいことにワタクシの提案に満足していただき家を建てていただきました。間取りも、仕様も、もちろん予算も。ただその中でも、お客様に我慢をしていただくことがあったのも事実です。大きく変わってしまった「家さがし」により、お客様が本当に望む「家づくり」が出来ていませんでした。

それならば、「自分好みの家を建てたい」というお客様のマイホーム計画に、住宅営業という立場は必要なんだろうか。不動産会社の営業が、ありきたりな既製品のような住宅ではない、本当にお客様のためだけにプラン・デザインされた住宅を提案することが可能なのではないだろうか。かつて住宅営業マン時代にワタクシが抱いていた疑問・違和感は、まさにここにありました。

前職を経て感じた「ハウスメーカーや大手工務店の、顧客置き去りで会社志向の家さがしをなくしたい!」という気持ちと、もりまる不動産設立時に考えていた「本当の家づくりにかかわれる仕事をしたい!」という想い。これを実現するための一筋の光が見え始めました。

05.答えは「家づくり」の原点に

地域密着不動産会社の新たな挑戦

一軒の住宅を建てるのには何千も何万もの部材が必要です。これらの部材のうち、何かが足りなくても住宅は完成できません。そしてそれは家づくりに携わる人にも当てはまります。ただ、今のマイホーム計画のほとんどは、携わる人が多すぎるのです。必要のない人まで携わるということは、余計な経費が掛かっているということです。

もともとハウスメーカーや大手工務店などなく、地元の大工さんがお客様から要望を聞き、お客様好みの家を建てていた「家づくり」。だったら自分好みの家を建てたい!というお客様と、地元の大工さんや職人さんが直接繋がれる仕組みがあれば良いのではないだろうか。そして、その地元の大工さんや職人さんたちと関わりが深い地域密着の不動産会社なら、それを実現できるのではないだろうか。

見えないところで「家づくり」に携わる職人たち

ワタクシは知っています。世の中には、口下手でなかなかお客様とのコミュニケーション取れない小さな工務店さん、地域の建築屋さん、大工さん、設計士さん、電気屋さん、水道屋さん、足場屋さん、屋根屋さん、塗装屋さん、左官屋さん、防水屋さん、基礎屋さんがいることを。そして時に不愛想に見えるかもしれないこの職人さんたちが、間違いない技術を持っているということも。

職人さんたちはそれぞれが専門の資格を有しています。ただ、家づくりをするお客様が最も心配するローンや申請、法律、税金等には詳しくなく、それ故にハウスメーカーや大手工務店の下請けとなって、家づくりの注文者であるお客様から見えないところで仕事をしています。そんな技術を持った職人さんに、国家資格である建設業許可を持っている大工さんや小さな工務店さんに、直接お客さんが新築工事を注文したらどうなるでしょうか?

お客様と職人が、直接つながるメリット

ハウスメーカーと違い、営業マンはおりません。規格化されたプランや標準仕様もありません。0です。0の状態から作り上げます。打合わせにも時間がかかるでしょう。何度も何度も建築地やショールームに足を運ぶことでしょう。でも、完全な自由設計、注文住宅、オリジナルなこだわりの住宅を作ることができます。また、多くの社員を雇用しない大工さんは、必要である最小限の利益で経営できますから、ハウスメーカーや大手工務店のような粗利40%も必要ありません。仮に10%の利益を大工さんが求めたとしても、同じ間取り、同じデザイン、同じ仕様設備の住宅で30%も価格が安くなるのです。

外観デザイン、内観イメージ、キッチン、お風呂などはInstagramやPinterest等のSNSを活用し、保存した写真や画像をもとに大工さんと打合わせをすれば、家づくりに携わる職人さんたちにプレゼンしてもらえます。ネットで気になる間取りを見つけたのなら、それをもとに要望を伝えれば設計士さんに図面化してもらえます。普段は申請や製図業務がほとんどの設計士さんですが、知識と経験を活かして構造、断熱、保証などの計算や申請、さらに現場管理等もお任せできます。

そして、お客様が不安とされている住宅ローンや税金のこと。大事だけれど煩わしいお金周りのことは、実は不動産営業の得意分野です。住宅業界の営業マンと同じ動きに加え、不動産探しや、完成後の確定申告や不動産取得税のアドバイス等も可能です。毎日のように敷地、間取り、内観・外観を見ていますからプランニングや仕様設備の知識も豊富。つまり不動産会社は、マイホーム計画の入り口からお住まいになった後のことまで、お客様にしっかり寄り添って長きにわたりお手伝いすることができるのです。それも、かかる費用は不動産購入時に発生する正規の仲介手数料のみで。

06.あなたに伝えたい「ホンモノの家づくり」

もりまる不動産がお客様の相談先になります

「大検索比較情報時代」の今、本当に大切なのは、集めた情報を実現する相談先です。自分が住みたい街、暮らしたい家のことはインターネットを使っていくらでも情報を集めることができます。「断熱性能はA社の施工方法、好みはB社が標準にしてるキッチン、外観はC社っぽくしたい」そんな選択肢も生まれます。ただ、多くのお客様が悩まれているのは「情報はたくさんある。買いたい土地や作りたい家のイメージも固まっている。でも、その相談先が分からない」ということ。

インターネット上には情報が無限にあるとはいえ、本当に自分の欲しい情報にたどり着くのは難しく、時間のかかる作業だと思います。とくに不動産の土地情報は「偶然」や「運」、「タイミング」といった要素もかなり大きいのが現実です。それでもお客様は必死に情報を収集します。そんなお客様にこそ、もりまる不動産を“相談先”として頼っていただきたいと思っています。

令和の時代に、ワタクシがもりまる不動産で実現したい本来の「家づくり」。それが、「大検索比較情報時代を大いに利用し、必要不可欠なプロのみで手掛ける適正な価格での家づくり」です。

併設のモデルハウスをぜひ活用してください

もりまる不動産の事務所に併設された、小さな工務店さんが建てたモデルハウスがあります。この工務店さんが建てたモデルハウスは数年後には賃貸物件として、一般の方にお貸しする予定です。もりまる不動産もこのモデルハウスに土地の提供をしておりますので、モデルハウスとして維持していくのは数年が限度です。それでも少しでも多くの「家づくり」考えている方に、建物を見ながら「こんな建て方があるのか」と参考にしていただき、本来の「家づくり」を知って頂きたいと思います。

あなた好みの家を、あなたの好きなように建ててほしい

長くなりましたが、せっかくもりまる不動産のホームページをご覧になっていただいているあなたにはお伝えしたいと思います。ハウスメーカーや大手工務店で建てる家だけが価値のある家ではありません。家の価値は住む人が決めるもの。実際、注文住宅・自由設計といいながら規格化されて間取りくらいしか自由に選べない家を、自由設計と言えるのでしょうか。土地を探して0から家づくりをしたいと望んでいるあなたには、「完成した家の特色を選別して、自分の好みにあった家を探しに行く」のではなく、「幸せに暮すために、好きな家を好きなように建てる」、そんな家づくりをして欲しいと思っています。

だからこそ、ハウスメーカーと大手工務店が作り上げた現代のマイホーム計画とは全く異なる、“不動産会社が窓口のマイホーム計画”を推奨していきたい。日本全国、、、とまで言いませんが群馬県、せめてもりまる不動産の営業エリアにお住まいになる方には。

こんな思いを持ちながらもりまる不動産は営業をしておりますので、どうぞよろしくお願い申し上げます。